フランスでたばこの値段引き上げ で喫煙者は?電子たばことの関係

この9月に発表された、たばこの大幅値上げですが、シラク元大統領が取り組んだ値上げが戦略が引き継れ、いよいよこの11月13日に値上が実施されます。

今年で1箱約7ユーロ(約900円)そして、来年 もまた再来年も値段は引き上げられて、2020年には1箱10ユーロ(1ユーロが130円計算で1300円)となります。

一箱1300円というと、ちょっと考えざる終えない値段です。

フランスの大幅値上げで政府が目指すのは、喫煙者は減らしです。

そこで値段を上げるという単純なやり方で、喫煙者の数は減らせるのかという疑問ですが、過去のフランス政府の取り組み方と、

フランス周辺国との関係も含めて今後の影響を見ていきましょう。

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大幅な値段の引き上げに踏み切った理由

政府の狙いは、喫煙者数を下げることです。これにつきます。といいますのが、フランスでは寿命を全うしないで喫煙で他界する人数が年に約8万人と発表されています。

たばこの売り上げは日本と同じで、売れれば税収となりますので、この値上げは税収狙いなのではないかという指摘もありますが、そう単純に税収には結びつかないというデータが、つまり

値段を大幅に上げることで、販売数が減るという統計が確認されていますので、その指摘はあたっていません。

世界保健機構(WHO)によると10%の値上げで、先進諸国では4%の販売数が減るといわれていますが、事実フランスでもそうなっています。

喫煙者にとってちびちびと値段が上げられるよりは、10%どーんと上げらる方が心理的に効果があるようです。

たばこの値上げ金額2020まで段階的に上げられます。

  • 今年2017年に約80円、
  • また来年の4月と11月で、年2回で1ユーロ(約130円)
  • また、翌年に4月と11月で、年で2回で1ユーロ(約130円)
  • 最終的に2020年には1箱が10ユーロとなります。

1箱10ユーロとなると流石に買うのを考えますよね。

値上げの推移と販売数の減少との関係は?

フランスの過去の前大統領で、思い切って値上げに踏み切ったのは日本びいきだったシラク大統領でした。

たばこの値上げは、反感を買い政府の人気に響くのでどの政権も慎重です。シラクさんは、どの写真を見ても〚くわえたばこ〛姿です。

自他ともに認める喫煙者でした。そんな理由で、禁煙には力を入れたようですね。

その就任期間中の2003年には

〚たばことの戦争〛と宣言をしました。

値段を徐々に上げていき、

2005年は5ユーロまで上げました。

功が奏して、たばこの販売数が激減したのです。

データは以下の通りです。

引用元のデータ:

〚l’Observatoire français des drogues et des toxicomanies (OFDT).
麻薬と麻薬中毒のフランス観測機関〛

グラフで分かりますように、2000年から2014年までたばこの値段は、1.2倍以上になったせいで、販売数は約半分になっています。

オレンジ色のグラフ棒が売り上げ数で紺色が値段です。

青色とオレンジ色が交差するのが2002年です。すなわち、値上げ作戦は功を奏しているのですね。

とはいっても、

たばこ税収と健康保険の支出の関係

税収はいったいいくらで、社会保険庁はそれで儲かっているのかと

いう点ですが、たばこの税収は約8割です。売り上げの8割ですので、〚美味しい〛業種にみえます。

現在一箱が7ユーロ(約1000円)ですので、約800円の収入で、年間の税収が150億ユーロ(約2兆円)です。

それに対して、現在のフランスの社会保険庁の病気関連の支出が1200億ユーロ(約16兆円)ですので、税収よりははるかに医療費がかかっていることになります。

たばこが原因によるガン、循環器系病、呼吸器系の病気が代表できですが、

これらの病気にかかっても現在はフランスでは医療機関にほとんど無料で治療ができます。

たばこの喫煙者なので、治療はできませんとは門前払いをしないで、医療は万人の為の姿勢を貫く以上、たばこ喫煙者を減らすのが急務です。

ここまでが、医療と値段の関係ですが、経済的に得する側と、失業の面をみていきましょう。

たばこの値上げの影響

値段が10ユーロになることで、たばこの喫煙者数は減っていくので健康保険にとってはいいのですが、

つぎの問題は、

失業です。

潰れるのは、たばこ屋さんです。とくに国境付近のタバコ屋さんは、

いままでフランスで買っていたお客さんもベルギーやスペインでたばこを買うのでしょうから、今後もっと閉店となっていきますね。

この点ですが、ヨーロッパでもたばこについての見解は一致していなく、各国バラバラな値段設定ですので、フランスでこれだけ値段を引き上げると、国境沿いのたばこ屋さんが潰れるのは目に見えています。

いま、たばこ屋さんにいくと、かわいい文房具などを売って、喫茶を始めたり、商品の種類を多くしているところもありますが、

紙たばこで商売をするというのが時代遅れになっているということでしょうか。

そして、たばこ屋さんの廃業で得をしているのは、電子たばこ屋さんです。値段が上がったからといって、ピタっとたばこや止めれない人は、電子たばこに切り替えています。

この電子たばこの有害性はまだ大々的にコメントされていませんが、将来どのようは政策になるのでしょうか。。。

まとめ

止められないたばこ中毒者である喫煙者は、

  • 電子たばこもに移行するか、
  • 違法業者から買うか
  • 紙巻たばこ

になっています。

違法業者というのは、街でみかける、たばこを安く売っている人達です。フランス以外の国から買ってきて、それを売るくらいなので、おこづかい稼ぎですね。

そして、自分で紙巻たばこにする人が増えています。大体は、お金のない学生ですが、この巻たばこ(ペラペラのセロハン紙)は、箱入りのたばこより有害です。

フィルターがないので、そのままたばこの煙を吸うので、そうすると、学生にもっと有害な措置をとってしまうという側面がでてきます。

ただ問題は、政府がもともと、〚害〛にしかならないたばこの販売を許可していることで起きている健康保険問題ですから。

一難去ってまた一難でしょうか。

バター不足を取り巻く農業問題も依然おおきな課題です。

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