パリで日曜に開いているスーパー!レジ係のいないスーパー経営の余波?

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パリに旅行に来て、日曜日は閉まっているところも多いから、スーパーでお買い物ができればラッキーと思われる方も多いと思います。

実際にフランスの商店は、デパートも含めて日曜日は閉まっているところが多かったです。

それが2015年頃から、法律が改正され年間、5日の日曜日の営業から12日へと、多くなっていきました。

同じ欧州で、イギリスに行ってデパートが開いているのに、フランスのデパートが日曜日に閉まっていては、国際競争に勝てません。

そして、現マクロンさんの政権になってから、スーパーが日曜日の午前中ならほとんど開いているようになってきました。

スーパーの、モノプリ、カルフール、カジノなど、日曜日の午前中はレジ係が居て、午後は自動のレジ(自分レジで清算する)が開いています。

ところが、パリのすべてのスーパーが日曜日に営業しているわけではないのです。

フランスでは労働法があり、観光地にあるスーパーかどうか、どの立地で営業しているしていないとなっています。

そこでこの記事では、日曜日にパリで営業しているスーパーについてご説明します。

それでは今までのスーパーを取り巻く状況も含めて見てみましょう。

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フランスのスーパーの日曜日営業とレジ係

レジ係のいないスーパーの営業の影響

この8月25日の日曜日にフランスのロワール県にあるアンジェ(Angers)という町の「カジノ」というハイパーマーケットが、日曜日の午後にレジ係が一人もいない状態で営業をすることで、話題になりました。

スーパーによっては、日曜日の午前中は営業をしている場所も多いです。

ところが、午後13時までというのが多かったのですが、この夏から午後からも営業をしているスーパーが増えました。

最近の動きとして、ジレジョーヌの話しはよくニュースでも流れます。

ジレジョーヌ運動に参加している人達は、スーパーのレジ係として働く人も多いのです。

日曜日の午後にスーパーが営業するのはいいのですが、しかし、レジ係がいない状態となれば、機械が人の仕事を奪っている時代に入ったのではということで、注目されたニュースとして受け止められました。

フランスで日曜日の営業の受け止め方

フランスで日曜日に営業をするようになったのは、特に観光地にある商店です。それまでは、日曜日にも営業をしたかったのですが、労働法でできなかったのです。

できないのは、労働者の人権を守るためのものでした。

それまでの労働法では、以下のことがネックとなっていました。

①同じ従業員が週に継続して6日勤務してはならない  (article L3132-1) ;
②週の最低の継続した休息時間が最低24時間あること :これに付け加えて、1日に最低11時間の休息時間があること。(article L3132-2) ;
③休息日 : 従業員にとって、日曜日は休息の日であること(article L3132-3).

ところが、業種によっては、日曜日の勤務が小売りに限って許可される( L3132-4 à 27)

というのが、労働法の基本です。

となれば、小さな小売り業の商店で、従業員が一人しかいなければ、その従業員は日曜日は働けません。

つまり、日曜日の営業ができるのは、従業員が最低10にくらいはいる商店です。

またフランスでは、日曜日の労働は2倍の給料払いになりますので、観光地など収益が上がる立地の良い商店のみの営業になります。

そうでなければ、営業すればそれだけ損失となるというのもあり、営業していなかったということもあります。

また、レジ係をしているシングルマザーの場合は、日曜勤務ができず、勤務を受け入れることができるのは、結婚していない若者か、学生のバイトというケースも多く、日曜営業は、一定の職種の人口を破壊するとして、フランスでは敬遠されていたのは事実です。

レジなしスーパーとインターネット販売

フランス大手のスーパーには

  • ルクレルク
  • リドル
  • カジノ
  • カルフール
  • モノプリ

があります。

これらのスーパーの中で、業績を伸ばしているのは、ルクレルクやリドルです。

理由は、薄利多売で、徹底したコスメカットをしてきたせいで、郊外店でも依然売り上げを伸ばしています。

ところが、今回アンジェで日曜日の午後にレジ係がない状態でスーパーの営業に踏み切ったのは、カジノです。

スーパーのなかで、カジノとカルフールは業績不振で、徹底したコストカットもなく、レジなしの形でしか生き残りを掛けられない状態となってしまいました。

フランスのスーパーの大きさは、面積により呼び名がかわります。

  • ハイパーマーケット(2500 平米以上)
  • スーパーマーケット(400 ~ 2499平米)
  • スーペレット   (400平米まで)

日曜日の午後にレジ係がいない、カジノのスーパーは5000平米のハイパーマーケットです。

大型店が日曜日営業をしたからといって、集客につながるとはかぎりません。

しかし、今フランスの売り上げ形態として、インターネット購買は増えています。

販売は、ドライブといって、インターネットで注文したものを当日車で買いにいく、またはネット注文して配達してもらうというパターンが増えています。

現在もちろんアマゾンに対抗できるスーパーはありません。

今のところアマゾンは、食料品以外のものがメインですが、どのくらいの期間で食料品業界に乗り込んでくるのかも不透明です。

フランスのスーパーで大型店であれば、食料品以外でも店舗の中では扱っています。

日曜日に営業しないと、それだけインターネット販売で売り上げが奪われるという事実があるなか、午後にも営業をつづけなければならないのは現実的な問題なのです。

ジレジョーヌが、カジノのスーパーに乗り込み、「レジ係の仕事を取り上げるな」と言ったところで、世界的な国際競争は激化して、カルフールの人員解雇があったように、日曜日営業をしないと、太刀魚できないのです。

そこで、レジ係の代わりに自動レジにすることが、いまカジノに許された販売戦略ともいえそうです。

パリで日曜日に営業している店舗

最後になりましたが、パリで日曜日に営業しているスーパーの店舗をご紹介します。

以上の背景で、どこの店舗が営業しているとは言えないのは、同じカジノでも従業員数も限られていれば、営業していません。

はっきりと営業しているのがわかっているのは次の商店街や、コマーシャルセンターです。

フォーラム・デ・アール(Forum des Halles)

4階からなっているコマーシャル・センターで、アラン・デゥカスのレストランもあります。

営業時間 → 11h ~ 19h

パリで日曜日に食事となると閉まっているところが多いです。 基本的にシェフは週休二日制ですし、日曜日と月曜日が休みというところが多いです...

イタリー2(Italie 2)

プラス・イタリーにある、映画館もあるコマーシャル・センターです。

フナック、プランタンデパートも入っています。

営業時間 → 11h ~ 19h

ソントル ボーグルネル(Le Centre Beaugrenelle)

少し高めのブランド(Uniqlo、 Desigual 、 Hollister)が入っているコマーシャルセンターです。

営業時間 → 11h ~ 19h

パレ・デ・コングレス(Le Palais des Congrès)

シャルルドゴールの凱旋門から更に西に行った、国際会議場の場所としても知られています。

食料品、衣料品など、ブランド品もあります。

営業時間 → 11h ~ 19h

カルセル・デゥ・ルーブル(Le Carrousel du Louvre)

ルーブル美術館の並びにある、コマーシャルセンターで、インテリアや装飾品のブティック中心です。

営業時間→ 10h ~ 20h

ヴィル・アップ(Vill’Up)

化学博物館のあるヴィレットにあるコマーシャルセンターです。

敷地面積が3万平米と、なんといっても大きいです。

営業時間 → 10h ~ 20h

ベルシーヴィラージュ(Bercy Village)

フナック、映画館ほか、化粧品のセフォラなどブティックがあります。

営業時間 →11h ~ 21h

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ソントル・コメルシャル・ワン・ナション(Centre Commercial One Nation)

プランタンデパートや、ダーティなど、レストランも数ある、コマーシャルセンターです。

営業時間 →11h ~ 20h.
以上が日曜日も営業している、コマーシャルセンターです。

また、スーパーに関しては、以下のサイトでご確認ください。

パリで日曜日に営業している店舗

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まとめ

いかがでしょうか。別記事で、カルフールの人員解雇と店舗の閉鎖についてふれましたが、フランスでは、スーパーやコマーシャルセンターを取り巻く環境は年々変化しています。

インターネット販売の世界的大手の、アマゾンの存在は脅威です。

フランスでは現在、徹底したコストカットで1位に君臨している〚ルクレルク Leclerc〛がありますが、今後のネット環境でどのような営業展開をしいけるかで、生き残りをかけることになります。

とはいえ、日曜日にお店が開いていれば、消費者としては便利です。

ご参考になれば幸いです。

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