マクロン大統領への軍人15人からの非難レターが送られた背景

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13日に防衛省(Hôtel de Brienne )で『私はあたなの責任者です。』と、『あなたに、予算をまかせたわけではありません、あなたはオペレーションをしていればいいのです』とマクロン大統領が不遜にもスピーチをしました。

マクロンさんの支持率がじわじわと低下していったのは、就任後のフランス革命記念日の前に、防衛省で行った演説からです。 前オランド大統領は...

あのような言い方をしたら、軍からしっぺ返しがくると思ったと思いますが、きましたね。

軍からのレターをご紹介します。

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軍人15人からマクロン大統領へ送られた手紙

雑誌『キャピタル』が入手した、軍人15人からマクロン大統領へ送られた手紙の内容です。

軍は、言葉にしないが、耳が聞こえないわけでもないし、目がみえないわけでもない。あなたの非難を聞いたとき、聞こえなかったわけでもない。。。。

公共の場での侮辱は、人間性を欠くもので、裏工作的です。

このレターのに署名した15人の軍高官は、大統領に対して、公衆の面前でしかも部下の前で、偉大な業績を残した軍統合参謀総長を叱責する(防衛省での13日のスピーチで)必要があったのかと、言っててます。

マクロンは憲法上の責任者

そして、また、あなたの若さは全くもって素晴らしいことです。(マルロン氏は39歳で当選なので)それが故に、軍が貢献してきた経験は貴方がもたらしたものではない。その点は誰も貴方をとがめることはしませんが、だからといって、最低限の人間性を持つべきです。軍での指揮は、マネージメントではありません。。。。

そして、

結論を言えば、マクロン大統領、(マクロン大統領さんよ、って感じですね)軍統合参謀総長を狙ったあなたの言葉は、統合参謀総長に傷を負わせただけではなく、我々軍人の名誉をも傷つけたと感じています。傷は深いです。

ですから、ここで、我々の義務と思ってあなたにこうしてお伝えしているのです。

そして最後に、

“Vous êtes leur chef constitutionnel, soyez-le dans leur vie réelle, écoutez-les, respectez-les.”

あなたは、憲法上の上司です。であれば、軍人たちの実際の生活の中で上司であり、彼らに耳を傾け、尊重しなさい。

と締めくくっています。

この憲法上の上司というのは、なんともうまい表現ですね。

マクロン大統領の官房長官って何者?

実際、マクロンさんのスピーチは『あんたら、予算のことに首は突っ込まんと、戦闘だけすればいいのです』あれは、ひどかったですね。

でもそれだけじゃなく、マクロンさんの官房長官(カスタネール氏)が、ドヴィリエ総長が辞任されてから、ツイッターで、

“On aurait aimé entendre sa vision stratégique et capacitaire plus que ses commentaires budgétaires”.

『ドヴィリエ総長には、予算上ではなく、戦略的なそして能力的な見解を聞きたかった』というようなわざわざ、炎上させるようなことを言ったので、この軍の反応は正当な対応とも言えます。

右派と、極右はこのカスタネールさんに対して『辞任しろ』と、攻撃を受けていました。

官房長官になる前の自宅の壁の落書き

『僕はおかまです』

と2015年には自宅の前に落書きをされていました。

官房長官としてふさわしい人格だったのでしょうか。。。人選エラーで官房長官に選ばれたとしか思えませんね。。。

今日の単語

le chef constitutionnel                             ( 憲法上の責任者 )

le chef d’Etat-major des armées =CEMA   ( 統合参謀総長 )

15 hauts gradés de l’armée              ( 軍の階級を有した士官)

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