パリ8区にあるモンソー公園は、地元に密着型の公園です。
密着型というのは、地元の人が日常的に公園内を通って生活の一部になっているという意味です。
8区にあるので、高級住宅街ですが、テゥルリー公園や、ルクサンブルク公園のように観光客が沢山押し寄せることにない、閑静な公園です。
この公園内には、美術館もあり、有名人物の像もいくつかあります。散歩を楽しむにはもってこいの公園です。
公園の入り口のモンソー公園入り口からは、Villersの駅もあり、少し庶民的な市場もあり、レストランやブラッスリーがあります。
レストランも一緒にご紹介します。
モンソー公園について

17区側から見たモンソー公園
モンソー公園内の様子
南北、東西にゆっくりと歩いても20分くらいで、通し抜けてしまえます。
モンソー公園はフランス革命のときに一度接収された後、1793年に国営化されました。その後、王政復古を経て、オルレアン家の所有となりました。

モンソー公園入り口にあるメトロ出口
そして、1860年にパリ市が買収するものの、資産家のペレール兄弟に売却するなど、所有者が変わっていったのもこの公園の特徴です。

入り口の鉄格子の豪華装飾
その間、建設家のジャン=シャルル・アルファンによって設計と整備がされていきました。
小ぶりながらも、この公園内には、いくつもの作家や音楽家の代理石の彫像が置かれています。
- ギ・ド・モーパッサン、
- ショパン、
- シャルル・グノー
- アルフレッド・ド・ミュッセ、
- アンブロワーズ・トマ、
- レオポルド・ベルンスタン、
- エドアール・パイユロン
などがあります。歩いていると、彫刻が見えてきます。彫像が見える点ではロダン美術館のようです。
映画のロケ地にもなっています。
公園横・セルヌッチ美術品
セルヌッチ美術館はモンソー公園の東に位置する、アジア美術品を扱うパリ市の美術館です。
所蔵品は日本、中国、韓国、ベトナムの美術品です。
美術館の建設は1896年で、アンリ・セルヌッチ氏の寄贈で行われ、1898年に完成となりました。
パリでも一番古い美術館の一つで、パリ市に帰属美術館では6万人の来訪者があり6位となっています。
貯蔵品では中国美術品が多いのですが、パリジャンの日本びいきは依然建材で、今年2019年には京都展として、琳派作品が展示されました。
大仏や浄明寺いわくの鐘など、日本美術品も常設展示品で置かれています。
この美術館では、宗達のような展示会でなければ、長打の列にはなりませんので、日本の美術品を見に行きたいときには、お薦めです。
美術館はモンソー公園の敷地なにはありませんが、東側から出て10メートルくらいで着きます。
周辺のレストラン
モンソー公園を出て来たへ行くと、ヴィリエへ到着です。モンソー公園は8区にあり、ヴィリエは17区にあります。
区は違うのですが、モンソー公園に比べると少し庶民的な界隈です。とはいえ、ヴィリエは旧音楽学校からも近く、学生も多く活気があるなかに、重厚さがあります。
ヴィリエの駅をでると、市場になった通りには、ブラッスリーやレストランがところ狭しと並んでいます。
ヴィリエの駅をでるとモノプリがあります。このモノプリも中を通り抜けられます。
モノプリの裏手を出てそのまま歩いていくと、行き止まりのパッサージュの入り口が見えてきます。
パッサージュに中には何件かレストランやブティックがあります。
大通りではなく、知る人ぞ知るレストランで人が少ないのですが、固定客がついているレストランです。
ワインの取り揃えも充実していました。
料理はしっかりとした素材で、良質の肉でボリュームがありました。
周辺のメレンゲケーキ専門店
ヴィリエは、音楽家の学生も多く、モダンな雰囲気のある場所です。
レストランやブラッスリーも多いですが、パティシエのケーキ屋さんも多いです。
このメレンゲケーキ店は、6区にも姉妹店があるのですが、フランスのメレンゲで凄くふんわりなメレンゲを作っている専門店のです。
メレンゲだけを商品にしているケーキ屋さんは、パリでもここだけだとおもいますが、そのくらいメレンゲだけで勝負するお店も事実少ないです。
場所は、先ほどのレストランから歩いて10分ほどのところです。
明るい店内で、メレンゲの試食もできます。
買ってから2日は冷蔵庫保存もできますので、大人数で家のパーティーなどのときにも喜ばれる、飾ってきれいなケーキです。
メレンゲを買うときは、ムラングと言わないと、通じません。通じないときは、好きなのを指差して、何個といえばOKです。
メレンゲの種類は4つくらいで、フルーツが色々飾ってあります。
その他に、ヨーグルトタイプがあります。
どちらというと、メレンゲがお薦めですが、ヨーグルトもかなり美味しいです。
値段は、一つ5ユーロくらいです。
まとめ
いかがでしょうか、モンソー公園とその周囲の美術館やレストランについてまとめました。
モンソー公園は8区にありながら、17区と隣接する公園で、重厚感がある閑静なたたずまいの公園です。
付近のアパートもオスマンの建物が多く、散歩をするだけもパリを楽しめる場所です。
また、旧コンセルヴァトワールあったことで、学生さんも多くいますので、レストランやブラッスリーの数も多いです。
値段も付近のビジネスマンや住民の人達が行くレストランや、とても庶民的なレストランまでいろいろあります。
セルヌッチ美術館は、アジア美術品を扱った美術品で、常設展であれば、いつも仏像がみられます。
頻繁とまではいきませんが、日本美術展もありますので、サイトを除いて是非立ち寄ってみるのもいいのではないでしょうか。
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